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【毎日10分】糖尿病の運動療法は“完璧でなくていい”という話
糖尿病2026-04-07

【毎日10分】糖尿病の運動療法は“完璧でなくていい”という話

出典:日本糖尿病学・生活習慣病ヒューマンデータ学会『糖尿病標準診療マニュアル2025 一般診療所・クリニック向け』p.7 https://human-data.or.jp/wp-content/uploads/2025/03/DMmanual_2025.pdf

糖尿病標準診療マニュアル2025の治療の流れはこのような感じです。基本は、やはり食事と運動で数ヶ月内に改善できるかどうかという部分を見ていきます。

運動って一言で言っても、言うはやすし、行うは難しいですよね。有酸素運動を20〜30分と言われても、無理だとおっしゃる方が多いです。

そこで本日は、毎日10分だけでもOKというお話をしようと思います。10分だけのスクワット、駅から少し歩くだけ、それだけでも良いのです。ラジオ体操でも良いのです。

アメリカのカリフォルニア大学の研究では、65才以上の女性の糖尿病リスクが、1日1000歩ウォーキングによる歩数の増加によって6%減少しているという事が報告されています。(Walking May Reduce Type 2 Diabetes Risk for Adults 65 and Older. カリフォルニア大学サンディエゴ校, JAN-20, 2022)

米国立がん研究所では、1日に4000歩の歩かない人に比べて、8000歩の人は、全原因による死亡リスクが51%低下するという研究も報告されています。(Higher daily step count linked with lower all-cause mortality, 米国立がん研究所, MAR-24, 2020)

ただ、糖尿病患者さんの場合、いくつかの注意点があります。基本は、主治医の指導のもとに行って頂くという事になります。運動療法が禁止や制限がある場合は、そちらに従って下さい。禁止や制限されていない場合

  • 運動は食後30分くらいに行う。 (血糖値が下がっている食前は控えて頂く方が良い)
  • 足に合ったスニーカーなどで行う

出来る事から、少しずつ始めてみて下さい。