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#足首の痛み#足の痛み

足首・足の痛み|捻った・腫れた・かかとが痛い

足首の痛みや腫れ、足裏・かかとの痛みなどを整理。

こんにちは。整形外科医として、日々皆さんの「足元」の健康をサポートしています。

「階段を下りる時に足首が痛む」「朝起きて一歩目を踏み出すと、かかとがズキッとする」といった経験はありませんか?足は、私たちの体重を全て支え、行きたい場所へ連れて行ってくれる大切なパートナーです。足元の不安は、お出かけの楽しさを半減させてしまいますよね。

今日は、足首や足の裏のトラブルについて、いつ受診すべきか、どのような検査を行うのかを分かりやすくお話しします。

1. 足首の痛みや腫れ、見逃さないでほしい「体からのSOS」

足首の痛みや腫れは、単なる疲れだけではなく、関節の中にある靭帯や軟骨、あるいは腱の炎症から来ていることが多いです。

  • 腫れがある場合:関節の中で炎症が起き、関節液が溜まっていたり、出血が起きていたりする可能性があります。
  • 熱感がある場合:急性の炎症や、稀に細菌感染などが疑われるため、速やかな診断が必要です。

足を地面についた時に「ぐらつく」感じや、特定の方向に動かした時の痛みは、関節の安定性が損なわれているサインかもしれません。

2. 「たかが捻挫」と思っていませんか?適切な処置が未来の歩行を守ります

「足を捻ったけれど、歩けるから大丈夫」と放置してしまう方はとても多いです。しかし、捻挫は「靭帯の損傷」です。

適切に固定し、リハビリを行わないと、靭帯が緩んだまま修復され、「足関節不安定症(捻挫癖)」になってしまうことがあります。これが数年後の変形性足関節症の原因になることも。

受診までの間は、無理に動かさず、RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を心がけてくださいね。

3. 朝の一歩目が痛い…足裏やかかとの悩みの正体

「朝、布団から出て歩き出す時がかかとの一番のピーク」という方は、**足底腱膜炎(そくていけんまくえん)**かもしれません。

足の裏にある、クッションのような役割を果たす膜が炎症を起こしている状態です。加齢による柔軟性の低下や、急な運動、合わない靴などが原因となります。また、アキレス腱の付け根が痛む場合も、整形外科で適切なインソール(足底挿板)の処方やストレッチ指導を行うことで、痛みを大幅に和らげることが可能です。

4. 「病院に行くべき?」と迷った時のセルフチェック

受診を迷われている方は、以下の項目に当てはまるか確認してみてください。

  • 体重をかけると痛くて歩きにくい
  • くるぶしの周りが明らかに腫れている、または内出血がある
  • 1週間以上、痛みが引かない、または強くなっている
  • 足の指がしびれる、感覚が鈍い

これらに該当する場合は、骨折や重度の靭帯損傷が隠れている可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

5. 納得して治療を受けていただくための検査の流れ

整形外科では、お体に負担の少ない方法から順番に原因を探っていきます。

  1. 身体診察:医師が実際に足を触り、どこが痛むのか、関節の緩みがないかを優しく確認します。
  2. レントゲン検査:骨折の有無や、骨の並び、関節の隙間を確認します。
  3. 精密検査(必要に応じて):より詳しく軟骨や深い部分の靭帯を見る必要がある場合は、MRI検査をご案内することがあります。

FAQ:よくある質問

Q:足首を捻ったら受診すべきですか? A:はい、受診をおすすめします。「歩けるから骨折していない」とは限りません。小さな剥離骨折や、靭帯の完全断裂が隠れていることもあります。正しく診断し、初期に適切な固定をすることが、将来の痛みを防ぐ近道です。

Q:歩くと痛い場合は? A:歩行時の痛みは、足のアーチの崩れや、関節の変形、腱の炎症など、何らかの「構造的なトラブル」が起きているサインです。原因を特定して、歩き方の指導や靴のアドバイスを受けるだけでも楽になりますよ。

Q:腫れがある場合は? A:腫れは炎症が強い証拠です。放置すると周囲の組織まで硬くなってしまう(拘縮)ことがあるため、早めに適切な処置を受けましょう。

Q:かかとの痛みは整形外科ですか? A:はい、整形外科の専門分野です。骨の問題(骨棘など)か、腱・腱膜の問題かを診断し、ストレッチやインソール、体外衝撃波療法などの治療法をご提案できます。

Q:当日受診できますか? A:はい、基本的には当日受診が可能です。ご来院ください。

Q:費用の目安は? A:3割負担の方の場合、初診料とレントゲン検査を含めて3,000円〜5,000円前後(お薬代別)が一般的です。ギプス固定やサポーターの処方がある場合は、別途費用がかかります。

参考文献

  • 公益社団法人 日本整形外科学会:足関節捻挫
  • 公益社団法人 日本整形外科学会:足底腱膜炎
  • 厚生労働省:e-ヘルスネット(運動器の障害)