Yamamura Clinic Logo
アクセス
電話
#けが

けが(外傷)|捻挫・打撲・骨折/脱臼疑い・肉離れ

けがの種類別に、受診の目安、来院時の流れ、持参物を整理。

こんにちは。「転んで足をひねってしまった」「ぶつけたところがどんどん腫れてきた……」 不意のケガは、痛みはもちろん「これから仕事や家事に影響が出るのでは?」という不安も大きいですよね。でも、大丈夫。早めに適切な処置をすることで、体は着実に回復へと向かいます。

今日は、日常で起こりやすいケガの種類と、安心して受診していただくためのポイントを優しくお話ししますね。

1. 「たかが捻挫」と思わないで。靭帯を守るための第一歩(捻挫)

足首や手首をグニュッと捻ってしまう「捻挫」。これは、関節を支えている靭帯(じんたい)が伸びたり、切れたりした状態です。

「歩けるから大丈夫」と放置してしまう方もいらっしゃいますが、実は靭帯が緩んだまま修復されると、後々「関節の不安定症」や変形性関節症の原因になることもあります。

受診までの間は、無理に動かさず、保冷剤などで冷やして安静にしてくださいね。

2. ぶつけたあとの青あざや腫れ、深部のダメージ(打撲)

打ち身、いわゆる「打撲」は、皮膚の下の組織や筋肉がダメージを受けて出血している状態です。

ただのあざだと思っていても、強い衝撃の場合は筋肉の中に大きな血の塊(血腫)ができたり、深部で炎症が強く起きたりすることがあります。特に、**「腫れがひどい」「触るとブヨブヨしている」**といった場合は、中の組織を傷めているサインかもしれません。

3. もしかして骨折?強い痛みや変形を感じたら(骨折疑い)

骨折は、必ずしも「ポッキリ折れる」だけではありません。ヒビが入る(不全骨折)だけでも、強い痛みや腫れを伴います。

  • 動かすと激痛が走る
  • 見た目の形が変わっている
  • 体重をかけることができない

これらに当てはまる場合は、骨折の可能性があります。レントゲンを撮ってみないと分からないことも多いため、「これくらいで……」と我慢せず、すぐに確認しましょう。

4. 関節が抜けたような違和感、無理に戻さないで(脱臼疑い)

肩や指の関節が外れる「脱臼」は、想像を絶する痛みとともに、関節が全く動かせなくなります。

大切なのは、「自分で無理に戻そうとしないこと」です。無理に戻すと、周囲の血管や神経を傷つけたり、骨の一部を折ってしまったりするリスクがあります。そのままの状態で整形外科へ向かってください。

5. 走った瞬間に「プチッ」とした衝撃が(肉離れ)

スポーツ中や急な動作をした時に、筋肉が急激に引き伸ばされて切れてしまうのが「肉離れ」です。太ももやふくらはぎによく起こります。

「つっただけかな?」と思っても、内出血が広がってきたり、筋肉に凹みを感じたりする場合は、中等度以上の肉離れの可能性があります。

6. ケガをしてから診察までの「安心ガイド」(受診の流れ)

初めてのケガで「何からすればいいの?」という不安を解消するために、受診の流れをご紹介します。

  1. 受付・問診:いつ、どこで、どのようにしてケガをしたかを教えてください。
  2. 身体診察:医師が患部の腫れや熱感、動く範囲を優しく確認します。
  3. レントゲン検査:骨に異常がないか、当日に撮影・確認します。
  4. 処置:固定(ギプスやサポーター)、場合によっては松葉杖の調整を行います。手術が必要な場合は、提携している医療機関にご紹介します。

FAQ:よくある質問

Q:捻挫は放置してもよいですか? A:放置はお勧めしません。初期に適切な固定をしないと、靭帯が伸びたままになり、捻挫を繰り返す「捻挫癖」がついてしまうことがあります。

Q:打撲と骨折の見分けは? A:見た目だけでは、専門家でも判断が難しいことがあります。「叩くと響くような痛みがある」「内出血がひどい」「体重をかけられない」といった場合は、骨折の可能性を考えてレントゲン検査を受けるべきです。

Q:骨折かも…は当日受診できますか? A:はい、もちろん可能です。ご来院ください。

Q:肉離れは何科ですか? A:整形外科が専門です。筋肉や靭帯といった「運動器」の損傷は、私たちが一貫してサポートいたします。

Q:持参物はありますか? A:健康保険証(マイナ保険証)とお薬手帳を必ずお持ちください。また、足や膝のケガの場合は、患部を出しやすいゆったりとした服装でお越しいただくと診察がスムーズです。

Q:費用の目安は? A:3割負担の方で、初診料とレントゲン検査を含めて3,000円〜5,000円前後(お薬代・固定材料代別)が目安となります。

参考文献

  • 公益社団法人 日本整形外科学会:スポーツ外傷の応急処置(RICE処置)
  • 公益社団法人 日本整形外科学会:骨折
  • 厚生労働省:e-ヘルスネット(運動器の障害)