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腰から足の痛み・しびれ

腰から足の痛み・しびれ|坐骨神経痛の相談

こんにちは。日々たくさんの方の「足腰の悩み」に寄り添っています。「最近、歩いているとお尻から足にかけてしびれる」「少し休むとまた歩けるけれど、これって年のせい?」そんな不安を感じることはありませんか?足の痛みやしびれは、私たちの「移動する自由」を奪い、心まで沈ませてしまうものです。

今日は、特にご相談の多い「足のしびれと歩行のトラブル」について、医学的な視点から解説します。

1. そのピリピリ、どこから?知っておきたい「痛みとしびれの出方」

「足がしびれる」と言っても、原因は腰にあることもあれば、足そのものにあることもあります。整形外科で特によく拝見するのは、以下のようなパターンです。

  • お尻から太ももの裏が痛む(坐骨神経痛): これは病名ではなく「症状」の名前です。腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で、太い神経が圧迫されて起こります。
  • 足先がジンジン・ピリピリする: 神経の通り道が狭くなっているサインかもしれません。
  • 感覚が鈍い、膜が張ったような感じ: 「自分の足ではないような違和感」も、大切な神経のSOSです。

2. 「歩くと痛い、休むと楽」は体が発する重要なサイン(歩行時の困りごと)

「歩き始めは平気なのに、しばらくすると足が重くなって歩けなくなる。でも、少し前かがみで休むとまた歩けるようになる」

このような症状を「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼びます。これは「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という、神経の通り道が狭くなる病気の代表的なサインです。

「年だから歩けないのは当たり前」と諦めないでください。原因を特定すれば、お薬で歩ける距離を延ばせる可能性があります。

3. 「いつ病院に行けばいい?」迷った時の受診の目安

以下のような症状がある場合は、できるだけ早く整形外科を受診してください。

  • 足に力が入らず、つまずきやすくなった
  • しびれや痛みが強くて、夜ぐっすり眠れない
  • 安静にしていても、足の感覚がおかしい
  • 尿が出にくい、便秘になった(排尿・排便障害)

特に、筋力の低下や排泄のトラブルは、神経が強く圧迫されている可能性が高く、急を要する場合があります。

4. 診察室で教えてほしい「あなたの足の状態」(受診時に伝えるポイント)

限られた診察時間で、より正確な診断につなげるために、以下のポイントを整理してお持ちいただくと非常に助かります。

  1. どこがしびれますか?(お尻、太ももの外側、足の裏など)
  2. どんな時に悪化しますか?(立っている時、歩いている時、腰を反らした時など)
  3. どうすると楽になりますか?(座った時、前かがみになった時など)
  4. いつから続いていますか?

5. 安心納得していただくための、検査と診断の流れ

「検査って何をするの?」という不安を解消するために、一般的な流れをご紹介します。

  1. 身体診察:足の感覚をチェックしたり、筋力を測ったり、反射を確認したりします。
  2. レントゲン検査:骨の並びや、骨の隙間が狭くなっていないかを確認します。当日に結果をご説明します。
  3. MRI検査(必要に応じて):骨だけでなく、神経やクッション(椎間板)の状態を詳しく見る必要がある場合、提携病院などで精密検査を検討します。

FAQ:よくある質問

Q:坐骨神経痛かも…は相談できますか? A:はい、もちろんです。坐骨神経痛は何らかの原因(ヘルニアや狭窄症など)によって引き起こされる「症状」です。その「原因」が何であるかを突き止めるのが私たちの役割ですので、安心してお越しください。

Q:足のしびれはどこまで伝えるべき? A:些細なことでもすべて教えてください。「足の裏に紙が張り付いている感じがする」「お風呂に入った時に左右で温度の感じ方が違う」といった具体的な違和感が、診断の決定打になることもあります。

Q:歩くと悪化する場合は? A:歩行で悪化し、前かがみで休むと改善するのは、脊柱管狭窄症の可能性があります。放置すると歩ける距離がどんどん短くなってしまうこともあるため、早めの相談をおすすめします。

Q:当日受診できますか? A:はい、基本的には当日受診が可能です。

Q:紹介が必要になることは? A:精密なMRI検査が必要な場合や、保存療法(お薬)で改善せず、手術の検討が必要と判断した場合には、提携している総合病院をご紹介いたします。

Q:費用の目安は? A:3割負担の方の場合、初診料とレントゲン検査を含めて3,000円〜5,000円前後(お薬代は別途)が一般的です。

参考文献

  • 公益社団法人 日本整形外科学会:腰部脊柱管狭窄症
  • 公益社団法人 日本整形外科学会:腰椎椎間板ヘルニア
  • 厚生労働省:e-ヘルスネット(運動器不安定症)