Yamamura Clinic Logo
アクセス
電話
#かぜ

子どものかぜ症状|鼻水・のど・声がれ

鼻水・鼻づまり、のどの痛み、声がれなど“かぜ周辺”の相談。

こんにちは。「鼻水がずっと続いていて、夜中に何度も起きちゃう」「のどが痛そうで食欲がないみたい……」そんなお子さまの姿を見るのは、パパやママにとってもお辛いですよね。鼻やのどのトラブルは、放っておくと中耳炎につながったり、夜の眠りを妨げたりして、お子さまの元気を奪ってしまいます。

今日は、日常でよくある鼻・のどの症状について、お家での見守り方や受診のタイミングについて解説します。

1. 「ズビズビ」の鼻水や鼻づまり…夜ぐっすり眠れていますか?

お子さまの鼻の通り道はとても狭く、少しの鼻水でもすぐに詰まってしまいます。

  • 鼻水の色と状態:最初はサラサラしていても、徐々に黄色や緑色に変わることがあります。これは体がウイルスと戦っている証拠ですが、ドロドロの鼻水が長く続くと、鼻の奥で細菌が増えて「副鼻腔炎」を併発している可能性もあります。
  • 睡眠や食事への影響:鼻がつまると口呼吸になり、喉が乾燥して咳が出やすくなります。また、赤ちゃんの場合は鼻がつまるとミルクが上手に飲めなくなることもあるため、こまめなケアが必要です。

お家での鼻吸い器も有効ですが、奥の方に溜まった鼻水は、小児科でしっかり吸引してあげるとお子さまもぐっと楽になりますよ。

2. 「のどが痛い」サインを見逃さないで。食欲が落ちたときは要注意

言葉でうまく伝えられない小さなお子さまの場合、のどの痛みは「食べ方」や「機嫌」に現れます。

  • 食事の様子:大好きなお菓子や果物を食べない、飲み込むのを嫌がる、といった様子はありませんか?
  • のどの病気:単なる風邪のほかに、溶連菌(ようれんきん)感染症、ヘルパンギーナ、手足口病など、のどに強い痛みや水ぶくれができる病気もあります。

のどが赤いだけでなく、白い膜(白苔)がついている場合は、細菌感染の疑いもあるため、適切な診断とお薬が必要です。

3. 枯れた声や「ケンケン」という咳。喉の奥で起きていること

お子さまの声が急にかすれたり、枯れたりすることがあります。

  • 喉頭炎(こうとうえん):声帯の周りが腫れると、声が枯れたり、犬が吠えるような「ケンケン」という咳が出たりします(クループ症候群)。
  • 注意が必要なサイン:息を吸う時に「ヒュー」と音がしたり、呼吸が苦しそうだったりする場合は、喉の奥が狭くなっている緊急サインです。

声がれそのものは、炎症が引けば元に戻りますが、呼吸の様子を慎重に見てあげることが大切です。

4. 「様子を見ていいの?」迷った時の受診の目安

以下のような場合は、早めに小児科を受診してくださいね。

  1. 鼻水・鼻づまりで夜眠れない、またはミルクが飲めない
  2. のどの痛みで水分が取れず、おしっこの回数が減っている
  3. 声がれとともに、呼吸のたびに胸のあたりが凹む(陥没呼吸)

「これくらいで……」と思わずに、お子さまが辛そうだと感じたら、いつでも相談してください。

5. 安心して受診していただくための当院の流れ

診察室では、お子さまの負担を最小限に抑えながら診察を行います。

  1. お話を聞く(問診):いつから、どのような症状があるかを伺います。
  2. 身体診察:のどの赤さ、耳の中(鼓膜)、胸の音を丁寧に確認します。
  3. 検査(必要に応じて):溶連菌などの迅速検査を検討します。

FAQ:よくある質問

Q:鼻水が長引く場合は?

A:1週間以上長引く場合は、副鼻腔炎を合併しているか、アレルギー性鼻炎の可能性があります。お薬の調整が必要なため、一度ご相談ください。

Q:のどの痛みだけでも受診できますか?

A:もちろんです。痛みで食事が摂れないと体力が落ちてしまいますし、溶連菌のように抗菌薬が必要な病気が隠れていることもあります。

Q:声がれは何日で相談ですか?

A:急に声が枯れて、咳がひどくなる場合は初日でも受診してください。軽い声がれであれば3〜4日様子を見て、改善しないようなら喉の状態を確認しましょう。

Q:当日予約は必要ですか?

A:特に予約は必要ありませんが、発熱等で検査が必要な場合は予約が必要になります。まずはお電話でご相談ください。

Q:持ち物は何ですか?

A:健康保険証、こども医療費受給者証、母子健康手帳、お薬手帳を必ずお持ちください。また、のどが痛いお子さま向けに、水分補給用の飲み物があると安心です。

Q:兄弟受診は可能ですか?

A:はい、可能です。ご来院ください。

参考文献

  • 日本小児科学会:こどもの救急(おかあさんのための救急&予防)
  • 日本小児耳鼻咽喉科学会:小児のみみ・はな・のどQ&A
  • 厚生労働省:上手な医療のかかり方(お子さんの急な病気への対応)