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子どものけが|転倒・切り傷・捻った

転倒、切り傷、鼻血、捻挫疑い等“まず何科?”を解消する案内。

こんにちは。お子さまが元気に遊んでいる最中の「ゴン!」という鈍い音や、「痛い!」という泣き声……。親御さんとしては、心臓が止まる思いがしますよね。「すぐに病院に行くべき?」「お家で様子を見て大丈夫?」とパニックになりそうな時こそ、まずは深呼吸をして、お子さまの状態を一緒に確認していきましょう。

今日は、日常でよく起こる「ケガ」や「アクシデント」への対処法について、お話ししますね。

1. びっくりしたね。頭を打ったり、体をぶつけたりした時(転倒・打撲)

お子さま、特に乳幼児は頭が重くバランスを崩しやすいため、転倒や転落で頭を打つことは珍しくありません。

  • まず確認すること:泣き声はすぐに出ましたか? 意識ははっきりしていますか? 吐いたりしていませんか?
  • お家で見守るポイント:頭を打った直後に異常がなくても、24時間〜48時間は慎重に様子を見ましょう。脳の出血などは、少し時間が経ってから症状が出ることがあるからです。
  • 冷やし方のコツ:たんこぶができている時は、保冷剤をタオルで巻いて優しく冷やしてあげてください。嫌がる場合は無理強いせず、安静に過ごしましょう。

2. 痛いの痛いのとんでいけ。すり傷や切り傷の正しいお手当(切り傷)

血が出ると焦ってしまいますが、まずは「止血」と「洗浄」が基本です。

  • まずは洗う:砂や汚れがついている場合は、水道の水でしっかり洗い流してください。消毒液は傷を治す細胞を傷めてしまうこともあるため、まずは「きれいな水で洗う」だけで十分です。
  • 圧迫止血:きれいなガーゼやハンカチで、傷口を5分ほどじっと押さえてください。
  • 病院へ行く目安:パックリ割れていて脂肪が見える、砂が取れない、10分以上押さえても血が止まらない場合は、縫合(縫う処置)や適切な処置が必要なサインです。

3. あれ?腕を使わない……捻挫や関節のトラブル(捻った/腫れた/動かさない)

お子さまが「腕をだらんと下げて動かさない」「足を痛がって地面につけない」という時は、関節や骨に問題が起きているかもしれません。

  • 肘内障(ちゅうないしょう):2〜4歳くらいのお子さまの手を強く引っ張ったあとに、腕を動かさなくなる「肘の脱臼」のような状態です。これは小児科でも処置が可能です。
  • 骨折の可能性:明らかに腫れている、変形している、触ると激しく泣くといった場合は骨折の疑いがあります。無理に動かさず、段ボールなどで固定して受診しましょう。

4. 迷ったらいつでも頼ってくださいね。当院の受診の流れ

急なケガは、お子さまの心も不安でいっぱいです。私たちは、できるだけ怖がらせないように診察を進めます。

  1. 受付・トリアージ:出血がひどい場合や、意識がぼんやりしている場合は、まずお電話にてご連絡ください。
  2. 身体診察:どこを、どのように打ったのか詳しく伺い、全身を丁寧に診察します。
  3. 応急処置:傷の処置や、必要に応じて肘の脱臼を戻す処置(整復)を行います。
  4. 適切な診療科への連携:精密なレントゲン検査や手術が必要と判断した場合は、速やかに総合病院をご紹介します。

FAQ:よくある質問(FAQ)

Q:頭を打ったときはどうすれば? A:直後に泣いて、その後も普段通り元気であれば、お家で24時間は安静にして様子を見ましょう。ただし「何度も吐く」「視線が合わない」「けいれんした」「たんこぶが急に大きくなった」場合は、すぐに受診してください。

Q:切り傷は縫う必要がありますか? A:傷口が深く開いていて、左右の皮膚を寄せてもくっつかない場合や、皮下組織が見えている場合は縫合が必要なことが多いです。判断に迷うときは、早めに見せにいらしてください。

Q:腕を動かさないときは? A:特に手を引っ張ったあとに動かさなくなった場合は「肘内障」の可能性が高いです。時間がたつと戻りにくくなるので、早めの受診をお勧めします。

Q:当日受診は可能ですか? A:はい、当日予約なしで受け付けています。

Q:整形外科と迷うときは? A:まずは当院へご来院ください。全身状態を確認し、当院でで対応できる処置か、総合病院での専門的な治療が必要かを適切に判断いたします。

参考文献

  • 日本小児科学会:こどもの救急(おかあさんのための救急&予防)
  • 日本小児科学会:頭部外傷10のチェックポイント
  • 厚生労働省:上手な医療のかかり方(お子さんの急な病気への対応)